こんにちは。shizukaです。
今回は、UVレジンの応用編で水晶風のアクセサリーを作ります。
本物の水晶を、型とりして、型にレジンを流して硬化させるだけという簡単にできるレシピです。
見た目は本物の水晶そっくりです。
水晶は2つとして同じ形がないので完全オリジナルです!
レジンでできているので、とても軽くピアスにしても耳に負担をかけにくいです。
目次
本物みたいな水晶のアクセサリーの作り方の手順
準備するもの
- 本物の水晶
ハーキマーダイヤモンドを使用しました。
キラキラしていて表面がツルツルしているものが良いです。
- UVレジン液
パジコ社の星の雫(ハードタイプ)がオススメ。
アマゾンで、100gを購入しましたが、定価より安く買えました。
冬場は、粘度が高くなり、ねっとりとした感じがあります。
エンボスヒーターで温めるとサラサラとした液になり使いやすくなります。
- UVランプorUV-LEDランプ
UVランプ(36w)タイプだと
約2〜4分で硬化
UV-LEDランプだと
約30秒〜90秒で硬化
太陽光でも直接硬化させることもできます。
晴れている時は30秒〜90秒
曇っている時は3分〜10分
当てている間は、ホコリやゴミがつかないように透明の密封容器を
反対にしてかぶせておくといいです。
硬化させる物の厚みや大きさ、季節で変わるので様子を見ながら行ってください。
- 型取り材
今回は、100円ショップに売っている、お湯まるを使用しています。
そのまま透明で硬化させる場合、透けていればカラーのものでも良いです。
レジンに色をつけて硬化させるなら完全透明か半透明の方が良いです。
カラーのものを使うと、色が同化してしまいわかりづらくなります
お湯まるで型を取るときは熱湯やエンボスヒーターを使用するので、かなり熱くなります。
お湯が冷めてきたら熱いものと交換しながら行ってください。
火傷には気をつけてください。
- 軍手(綿100%のもの)
お湯まるを触る際に使用します。
綿の手袋だと、溶ける心配がなく安全性が高いです。
- さいばし
お湯まるを熱湯から取り出す時に使います。
- 着色剤(色をつける場合)
パジコ製の宝石の雫
バリエーションが豊富で、
基本色、蛍光カラー、パール系
があります。
- ニトリル手袋(調理用の手袋)
手に UVレジンや着色剤がつくのを防ぎます。
肌が弱い人は、した方がいいです。
- クリアファイル
机やテーブルの汚れを防ぎます。
作品を乗せて硬化させる時も使用します。
- レジンクリーナー
硬化していないUVレジンのベタつきや汚れをとります。
あると便利なもの
- パジコ製調色パレット
着色したり、モールドに注ぐ時に便利です。
パッケージに大まかなグラム数がわかるメモリ付きです。
1袋に3個入っています。
手芸店やネットショップで購入できます。
- エンボスヒーター
今回使用しているものは、清原製の強弱2段階式のエンボスヒーターです。
手芸店やネットショップで購入できます。
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本物の水晶の型とり
お湯まるは最初、長方形です。
型を取る方法として2つあります。
- しばらく熱湯につけて柔らかくする方法
耐熱容器に熱湯を入れてしばらく置きます。
完全に柔らかくなり始めたら素早く団子状にします。
ここからは時間との勝負です。
UVレジンを入れる時に注ぐ口は大きい方が入れやすいので、
水晶の面が、なるべく大きい所を表面に出します。出したところの淵にお湯まるを添わせて、そこだけを残して後は全部埋めてしまいます。平らな所で行ってください。
そのまま冷めるまで置きます。
もし、失敗してしまったら、熱湯に入れる所からやり直しになります。
お湯まるの場合、何度でもやり直しがききます。
・エンボスピーターを使って柔らかくする方法
エンボスヒーターを全体に当てながら柔らかくしていきます。
柔らかくなり始めたら、手で満遍なくこねて丸めます。
エンボスヒーターを当てっぱなしで行うので、軍手は必ず
してください。素手だと火傷します。
エンボスヒーターは、適度な距離を保ってください。
温めるものに近づけすぎると、熱がエンボスヒーターの中に
逆流して、焼けてしまい、壊れます。
完全に柔らかくなったら、一度エンボスヒーターを離します。
ここで、水晶を埋めます。
UVレジンの注ぐ口は大きい方が入れやすいので、
水晶の横の面がなるべく大きい方を見えるように、そこだけを残して後は全部埋めてしまいます。平らな所で行ってください。
そのまま冷めるまで置きます。
もし失敗しても、そのままもう一度エンボスヒーターを当ててやり直しができます。
完全に冷めたら完成です。
手作りなので形が悪いですが、ちゃんと使えます!
型を使う前に、ゴムの表面を保護するスプレーをしておくと長持ちしますが、
お湯まるは何度でもやり直しがききます。作っていて表面がくすんできたら、
同じお湯まるをもう一度柔らかくして作り直すことができるので、特に必要ではないです。
UVレジン液を入れて硬化させる方法
型が出来上がったら、早速硬化させてみます。
レジン液は型の真横から見て水平になるぐらいまで入れます。
静かに少しずつ入れていきます。一気に入れるとこぼれやすいのと、気泡が入っていたときに、液が気泡のせいで上手く入っていない状態で硬化してしまうことがあります。
軽くトントンしてみたり、楊枝で軽くつついて、なるべく気泡を潰しておきます。
入れすぎるとこぼれてしまい、逆に少なすぎると凹みができてしまいます。
少し難しいですが、うまく調整してください。
硬化させた後は、完全に冷めてから型から取り出さないと、おゆまるは以外にUVライトの熱に弱いので冷めないうちに取り出してしまうと型が変形してしまいます。
出来上がりは、本物の水晶と見た目はほぼ変わらないです。
よく見ればわかりますが…。
シリコン型をUVレジンで使うときのポイント!
1、半透明か透明なシリコン型を使用する。
反対側が透けて見えないシリコン型はUVレジンでは使用できません。
使えないことはないですが、表面だけしか硬化しません。
2、着色したときは、倍の時間と表 裏の両面硬化させた方が良い!
片面だけだと、完全硬化せずゼリー状になっている部分があることがあります。
半透明なシリコン型で多い。
3、大きな作品を作るときは何回かに分けて硬化させる!
*今回は一気に硬化できるサイズです。
一気に硬化させようとすると、シリコン型から取り出した時にゼリー状か
液状になってしまっている部分があることがほとんどです。
4、UVレジンで使用するときは、必ず冷めてから取り出す!
しばらく触っていても熱くないくらいになったら取り出してOKです。
熱いまま取り出してしまうとシリコン型の劣化を早めます!
5、シリコン型から出しづらいときは、レジンクリーナーを数的垂らして
なじませてから取り出しましょう。するっと抜けてくれます。
シリコン型によっては、とても柔らかく繊細なものがあるので、無理に取り出そうとすると壊れてしまいます。
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本物みたいな水晶ピアスの作成方法
準備するもの
- ピンバイス
金具を通す穴を開けます。
- 平ヤットコ
丸カン、Cカンを開閉するのに使います。
2本あると便利です。
- フックピアスパーツ(透明樹脂タイプ)
- 丸カン、Cカン(金古美、アンティークゴールド)
- 歯車パーツ(金古美、アンティークゴールド)
セリアで手に入ります。小さいものと大きいものがあるのでお好みで。
- 三角カン(金古美、アンティークゴールド)
カラーは同じ色でもメーカによって色の呼び方が異なっているようです。
本物みたいな水晶ピアスの組み立て方
1.作った水晶に穴を開けます。
先端から2〜3mmのところをピンバイスで横に貫通させます。
ピンバイスの先はなるべく細いもので開けてください。
2.穴があいたら、ゆっくり抜いてください。一気に抜くと欠けてしまう
ことがあるので注意してください。
3.穴の周りにできたバリを取ります。
穴の両側をピンバイスを回しながら出し入れしてください。
4.三角カンを通します。
※三角カンの使い方
つなぎ目のところを水平に左右に広げます。
広げすぎると戻すのが大変なのでパーツが通せるギリギリまで広げます。
水晶を通したら、平ヤットコで両方から押して閉じます。押しすぎないように注意してください。三角カンがが変形してしまいますので、三角カンを持って水晶を揺らして落ちない程度で大丈夫です。
5.三角カンと歯車パーツの下の方に丸カンをつけます。
6.歯車パーツの上の方に丸カンを2個つけます。2個目の丸カンに樹脂ピアスパーツをつけます。
7.完成です。
画像を参考にして組み立ててみてくださいね。